2020/10/19
嬉しい報告
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@福岡県豊前市
毎週日曜日は豊前市でのレッスンがあります。
豊前市での運動教室『STARアカデミー』のKinderクラス(4歳〜6歳)を8月にスタートしているのですが、毎週、子どもたちは一生懸命、集中して楽しそうにレッスンに参加しています。
今日のレッスンが終わった後に、ひとりの男の子がお母さんと一緒に寄ってきました。
「先生、ちょっと聞いて欲しいことがあるんです。」
お母さんの一言に呼び止められて、何事だろうと思って足を止めました。
「どうしたの?」と聞くと、その男の子はニコッと笑いながらこう言いました。
「先生、運動会のかけっこで2番になったよ」
「えーっ、それはすごいね」と本当に驚いて頭をなでると、とても嬉しそうに笑っていました。
その子は決して運動能力が高いわけではありませんでした。
リズムジャンプでもうまくできない技がたくさんあるのですが、本当に諦めないでコツコツと努力するお子さんです。
でも言われてみれば、今日のレッスンのハードルトレーニングでもすごくスムーズに走れるようになってきたなぁと感じさせる走りができるようになっていたので、足が速くなっているのは間違いないのです。
お母さんも嬉しそうに、私にこんな話をしてくれました。
「先生、本当は最初トップで走っていたんですよ。今まで一番後ろの方で走っていたので、前に誰もいないで走ったことがなかったので、ちょっとびっくりしたのかもしれません。それで、後ろを向いて走っているうちに追い越されて2番になったんです。でも、2番になったのも初めてなので本当にうれしかったです。」
なるほどその子らしい話だなと、そのシーンが想像できたので思わず笑ってしまったのですが、それでも、その子の表情をみると、少し誇らしげで自信を持った表情になっていました。
「すごいね。今度は前をみて走ると、きっと一番になるかもしれないよ」と言うと、
ニコッと笑ってハイタッチをして帰っていきました。
いつものトレーニングで走り方や動き方が確実に変わっていっているのはわかるのですが、このように目に見えた形での成果が上がると、その子も自信を持って、さらなる行動への動機付けになっていくのは間違いありません。
子どもたちの嬉しい報告をこれからもたくさん耳にするのが本当に楽しみです。
やっぱり、しっかり汗を流して積み上げてきた努力は裏切りませんよね。
子どもたちが伸び伸びと行動して、自信を持って挑戦していく土台づくりに関われる仕事が本当に楽しくて仕方ありません。
かわいい子どもたちの嬉しい報告が、私のさらなる行動のエネルギーになっていきます。
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