2020/10/09
読み・書き・そろばん
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@福岡県春日市
江戸時代より、学問の基礎として「読み・書き・そろばん」が大切だとされてきました。
読み・書き・そろばんとは、
「文字・文章を読むこと、内容を理解して文章を書くこと、および計算すること、並びにそれらができる能力を持っていること。」と辞典では説明しています。
これは単純に、たくさん読書をして、書道をしたり漢字を書いたりして、そろばんのスキルを身に付けるという意味ではないようです。
ただ読書するだけではなく、文字や文章を読んでその内容をしっかり理解すること。
ただ文字を書くだけではなく、その内容を理解した上で文章を書くこと。
そろばんができるようになるのではなく、数字に強くなってより早くより正確に計算できること。
これって今でも通用する内容で、子どもたちの学力の基礎としては絶対に必要な内容と言えます。
数学の苦手な子どもたちの数学ができない理由は、計算ができないというだけではありません。
問題の文章をうまく読み取れなくて、問題に手をつけることができない子どもがたくさんいます。
文章の読解力が数学の得点に大きく影響しているのです。
今の時代は、パソコンやスマホ、ゲームや動画などで、いろいろな情報が簡単に手に入ります。
学習アプリなんかもたくさんあって、それで勉強できるようになっています。
だからこそ、江戸時代から学習の基本と言われてきた「読み・書き・そろばん」にもう一度、目を向けるべきかもしれません。
ちなみに英語では、これを3R's(スルーアールズ)というそうです。
読み(reading)、書き(writing)、算(arithmetic)の3つの言葉にRが入っているからだそうです。
子どもたちに100マス計算をさせていますが、全然できてなかった子どもたちも少しずつ慣れてくるうちに、より早くより正確に、そしてより集中して取り組むことができるようになってきています。
未来を生きる子どもたちには、たくさん学んで、失敗を恐れずぬチャレンジして、少しずつでもできるようになっていく喜びの経験を、たくさん摘ませていきたいものです。

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