2020/10/08
誰かと比較しても、、、
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@福岡県久留米市
「何かに挑戦する力」を子どもに身につけさせたいなら、誰かとの比較をしない方が良いです。
挑戦の中で比較するのは過去の自分との比較ですね。
子どもたち一人ひとりの成長度合いは大きく異なります。
スポーツにしろ勉強にしろ、身につけていくスピードも違いますし、経験の積み上げも当然違います。
なんでもそうですが、始めたばかりの子どもがいきなりうまくできるようになるなんてことはほとんどありません。
それでも、うまくできているお兄ちゃんやお姉ちゃん、うまくできている友だちとついつい比べてしまったりします。
「あなたはなんでできないの。〇〇ちゃんはあんなにしっかりできてるよ。」
「お兄ちゃんに比べてダメだよね」
「〇〇ちゃんはすごいよね。それに比べてあなたは何なの。ちゃんとやってるの?」
などです。
こんな言葉を言われた子どもは自分のことをどう思っていくようになるでしょうか?
「ちくしょう。負けるもんか。もっと練習してうまくいくようになってやる。」
と思うお子さんもいるかもしれませんが、それは本当に稀なことです。
多くのお子さんは、
「自分はダメなんだ。」と思って、どんどん自信を失っていく心配があります。
「どうせやったって無駄なんだからやめたいな」と、
せっかく芽生えた挑戦する気持ちさえなくなってしまうこともあります。
できる子どもたちと比較して不安になる気持ちもわからないではありませんが、
どんな子どもでも、その子なりの課題、その子なりのtチャレンジ目標があります。
誰かと比較することは、うまくなることやできるようになることには繋がりません。
逆にやる気を失ってしまったり、挑戦する気持ちを潰してしまったりします。
それでは、どうすればいいのかというと、その子自身の成長しているところを認めてやりましょう。
その子の努力しているプロセスを認めてあげましょう。
チャレンジは結果できなかったとしても、チャレンジしていたことをしっかり評価してあげましょう。
「いいチャレンジだったよ」「ナイストライ」「少しずつできるようになってきてるね」「〇〇のところができるようになってきたね」などなど
その子の努力のプロセスとかちょっとした成長とかを、見つけてあげて本人に気づかせてあげて伝えてあげることが大切です。
できていないことを必要以上に褒められるのも逆に悲しくなったりしますので注意が必要です。
子ども自身の中に
「もっとやってみたい」「うまくなりたいな」「できるようになるぞ」なんて、気持ちがちょっとだけ芽生えればいいのです。
そうすればほっといても自分で練習するようになっていきます。
他人との比較からやる気の芽は育ちません。
過去の自分との比較でやる気の芽をだして、できるようになった未来像を想像できることが行動の原動力になっていきます。
子どものチャレンジする力を伸ばしたいなら、どうすればやる気に火がつくのかを考えて、アプローチしてみましょう。
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