2022/05/14
ポジティブ思考の落とし穴

From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@大分県宇佐市
ポジティブ思考が大切だなということは誰でも知っていることだと思います。
眠る前にポジティブなイメージを持つと効果的だと言われているので、実践している人も多いと思います。
寝る前の時間は、日中に活動している時に使われる顕在意識と、リラックスしている間に使われる潜在意識が混在する時間になります。
特にウトウトしはじめた時間帯は、潜在意識に情報が入りやすいゴルデンタイムと言われています。
そのまま眠りにつくことができれば、自分がイメージしたポジティブな内容がスッと潜在意識に入っていくので効果が上がりやすいと言われています。
でも実際に眠る前に自分の理想をイメージして成功することを意識したとしても、なかなか効果が出ない場合があります。
それはポジティブ思考をしようと頑張っているけど、普段の感情がネガティブな感情で占められている場合です。
例えば、そのようなケースにハマってしまっている人によくみられる特徴が「〇〇しなければいけない」という思考をしてしまうことが多いことです。
「うまくやらないといけない」「絶対に成功させないといけない」
こんな台詞をたくさん使い始めた時は、あまり活動がうまくいっていないかもしれません。
このセリフを言うときに隠されている本心は、「今、うまくいってない」「今、成功できていない」といったネガティブな感情でいっぱいになっていて、焦ってしまっている状態なのです。
自分の感情は大切です。
「今、自分はどんな感情なのだろう?」と自問自答してみてください。
今の自分が満たされているのか不足しているのかで、今の感情は決まってきます。
心の中がポジティブな感情になれなければ、いかにポジティブな言葉を使ったりポジティブなイメージをしたとしてもほとんど意味がないのです。
私たちの思考を司るのは私たちが日常的に抱いている感情です。
ポジティブ思考を努力してやったとしても、ポジティブな感情が伴わない限り、自分の潜在意識の中に染み込ませることはできません。
でもポジティブ思考には落とし穴があります。
ネガティブな感情を抱いたままポジティブ思考になろうとしても、潜在意識はネガティブなまま働いていきます。
なので、いつも自分の周りにある幸せなことや、自分自身がすでに満たされていることにたくさん気がつくマインドがとても重要になります。
どんなことでもうまくやるためには前向きなエネルギーが必要になります。
そうした前向きなネルギーを発揮するためには、ポジティブシンキングだけではなくて、ポジティブな感情の中で生活していけているのかが大きな鍵になります。




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