2020/09/29
習慣の法則
From 吉永信昭(よしながのぶあき)@福岡県久留米市
「習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命を変えることができる。」
これは以前にもお話ししましたが、習慣を変えることはそんなに簡単にできるものではありません。
言葉では「習慣を変えた方がいいよ」とか「より良い習慣をつけましょう」とか言いますが、習慣はすでに身体に染み付いてしまったものなので、これを変えていくのはそんなに簡単にできるものではありません。
喫煙が悪いとわかっていてもなかなかやめられないのも、歯磨きも、お風呂に入って体を洗う順番も、一度、身についた習慣は、無意識でも行動できるようになっているので、そんなに簡単に変えることはできません。
習慣ができるには法則があります。
この「習慣の法則」を覚えるだけでも自分の習慣をどんどん変えられるようになります。
習慣 = 意識の深さ × 反復
私たちの体に染みついた習慣は、ある事柄や考え方が意識の中に深く入ったか、もしくは何度も何度も繰り返して見たり聞いたりした結果です。
それが習慣を形成していく力になります。
人間は、ある事柄を深く捉えたか、あるいは何度も何度も反復して行動したか、見たり聞いたりしたかということで、習慣を形成していきます。
例えば、赤ちゃんが言葉を覚えていくのも同じです。
何度も何度も聞いて覚えて、「ママ」「パパ」という言葉を発するようになります。
これが「反復」です。
もうひとつは、強烈なインパクトのある刺激によって、「なるほど」とか「そうか」と心から納得できる時があります。
例えば、車を運転してスピード違反で捕まったとします。
その時にたくさんの罰金を取られたとすると、びっくりして、そのあとはスピード違反に気をつけるようになっていくことがあります。
本当にびっくりしたことに遭遇した時は、その事柄が意識に深く入り込んで、一発で習慣としてミニつてしまうこともあります。
コロナウィルス感染防止のためのマスクの着用もほとんどの人が習慣として定着させることができています。
コロナウィルスという強烈なインパクトのある事柄が心に深く意識され、何度も何度も繰り返してマスクを着用することになり、今ではマスクを着用することが当たり前になりました。
1年前にはこの習慣はほとんどの人はついていなかったですよね。
でも、「意識の深さ」と「反復」で習慣が形成されたのです。
さて、
「痛みを伴った経験をした時こそがチャンスだよ」という人がたくさんいますが、それは意識に深く入りこむからこそ、習慣を変えることができるチャンスになるということです。
気づきの多い人というには意識に深く入れて習慣を見直すことができるチャンスを、たくさん見つけられる人ということになります。
「〇〇はこうだったから、もっと△△した方がいいよな」と意識に深く入れて、行動を変える。
何度も何度も反復してやるうちに、無意識でもできるレベルの習慣として定着していく。
習慣を変えるためには、「意識の深さ」と「反復」に留意していきましょう。
ただし習慣を変えるには、それなりの時間も必要だということは頭の中に入れておいてください。
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