2021/12/26
小中生の体力の低下が深刻だ
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@大分県宇佐市
スポーツ庁が、2021年度「全国体力・運動能力、運動習慣当調査(全国体力テスト)」の結果を公表しました。
それによると全8種目の体力合計点は小中男女ともに前回より下がり、特に男子は過去最低の点数でした。
種目別で見ると、状態起こしや反復横跳び、持久走などの成績が大きく下がっています。
50m走やボール投げも低下傾向が見られたようです。
これらの原因として、新型コロナウィルスの感染拡大による影響が大きく出ていると見られています。
調査によると、肥満の割合も増加して、小5男女と中2男子は過去最高だったようです。
一方、平日にテレビやスマホ、ゲーム機などを2時間以上視聴する割合は、大きく増えています。
これらの結果を見ると子どもたちを取り巻く問題は深刻であると言わざるをえません。
子どもたちの体力の低下は、健康の維持や意欲や気力といった精神的な側面、さらに知力や学力にも大きな影響を与えていきます。
体力が低下するとますます運動することが億劫になって、さらに体力の低下を招くという悪循環にはまりかねません。
これらの体力低下を防ぐためには、子どもたちに積極的に体を動かす喜びや楽しさを味わわせて、運動習慣をつけて、体を動かす機会を意識して増やすことが必要だと思います。
幼児から小学校低学年までの子どもたちは、体を動かすこと自体が脳の発達を促すので、勉強ができるようにするためにも運動の習慣を身につけることが大切になります。
小さい頃から運動する喜びや楽しさを体感させることが、子どもたちの体力低下傾向にブレーキをかけることにつながると思います。
私たちのような子どもの運動教室に関わるものの役割は、とても大きなものになるなと改めて使命感を持って取り組まなくてはいけないなと思いました。
リズムで子どもの能力を伸ばす『STARアカデミー」の教室も、今年最後のレッスンを終えました。
年末とお正月でしっかりと充電して、子どもたちに運動の楽しさを伝えられるように尽力していこうと思います。
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