2020/09/18
人見知り
From 吉永信昭(よしながのぶあき)@福岡県春日市
幼児期の子どもで人見知りが激しいお子さんがいます。
私のやっている運動教室でも人見知りが激しいお子さんはかなりいます。
体験レッスンに来ても人見知りして、お母さんから離れられずになかなか参加できないということも少なくありません。
子どもの人見知りは大切な成長過程です。
人見知りは「人に近付きたい」と「怖い」という2つの相反する感情が入れ混じったものから起こると言われてます。
なかなかみんなの中に入ることはできないのですが、全く興味がないわけではなく、本当はみんなの中に入って一緒に参加してみたいという気持ちを持っている場合も結構あります。
なかなか入れなかった子どもがちょっとしたきっかけで参加できた途端に、不安そうだった表情が笑顔になって飛び跳ねるケースも少なくありません。
当然、個人差も大きいわけですが決して無理強いせずに、その子どもが自ら入ってくるタイミングを待つしかありません。
人見知りの子どもは中に入れなくても、こっちをじっと見ていることが多いです。
他の子どもたちが楽しそうに活動する様子をじっとみています。
指導中にその子を見ると目が合うことも多いので、何度かアイコンタクトをとる中で参加を促すようにしていますが、その子の準備が整った時に中に入って来れることがあります。
昨日は今までなかなか参加できなかったお子さんが3回目のレッスンでとても楽しそうに参加することができるようになりました。
今までレッスンに参加できていてなかったのですが、実技はしっかりとできるのです。
なぜかというと参加できなかった時にもしっかりみんながやっていた事を見ていて、家にいる時にこっそり練習していたのです。
一度、参加できたら、あとは本当に楽しそうに最後までみんなと一緒に活動することができるようになりました。
人見知りを持つお子さんの多くは、「やってみたいけど怖い」という心理状態にあるので、無理やりやらせて恐怖感を抱かせてしまうのは逆効果になります。
そして、焦ることなくゆっくりと、その子が徐々に慣れていくようにしたり、スッと参加しやすいような環境を作ってあげることも大切になります。
子どもの不安な気持ちを受け止めながら、勇気づけてあげることを大切にしていかなくてはいけません。
スポンサーサイト
コメント