2021/11/22
上手くいかないときこそ

From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@大分県宇佐市
大分トリニータのJ2降格が決まりました。
2016年にJ3に降格してから片野坂監督が就任して、若手の育成や全員で連動してパスを繋ぐ魅力的なサッカーでトリニータをJ1に昇格させてくれました。
2019年にはJ1で9位になって大分旋風を巻き起こしましたが、今季は主力の離脱もあってシーズン当初からなかなか思ように勝ち点を積み上げることができませんでした。
それでも天皇杯でベスト4に進出するなど調子も上がってきたので、最後の最後まで残留の可能性にかけて選手もサポーターも一丸になってJ1残留を信じていました。
昨日の鹿島アントラーズとの試合が引き分けに終わって、J1残留の夢が断たれました。
勝負の世界はとても厳しいので勝者が生まれれば敗者も必然的に生まれることになります。
それでも自分たちが応援しているチームの降格はとても辛いものです。
残留できなかったことを誰よりも悔しいと思っている片野坂監督には、これまで大分トリニータを強くして、観る人を楽しいと思えるサッカーを定着させてくれてありがちおうございましたと感謝したいと思います。
ただ、これでチームが消滅してしまうというわけではないので、気持ちを引き締めてJ1への復帰に向けてチーム一丸となって強化してくれることを信じています。
さて、期待が大きければ大きほど、それが叶わなかったときの落胆は大きくなるものです。
何をするにしても「こういうふうになれば最高だ」といった期待を抱くものです。
ですが、多くは「こんなはずじゃなかったのに」という結果になることも少なくありません。
その時に大きな怒りが生まれて「あれが悪かったから」「あいつのせいで」などといった犯人探しを始めてしまうこともあります。
これが進行中のプロジェクトで起こってしまうと、上手く方向転換が図れなくなることがあるから注意が必要です。
物事がうまくいかないときには、自分の期待と現在の状況をしっかりと見直す必要があるかもしれません。
場合によっては期待を綺麗さっぱり捨ててしまうことが必要な時もありそうです。
「こうなるはずだ」という淡い期待にしがみつくよりも、現状を受け入れて、目の前に現れている問題に集中して取り組むことが必要なケースもあるということです。
目標を設定して行動計画を立てて実行していくことはとても素晴らしいことですが、それにしがみついてしまえば泥沼にハマって抜け出せなくなることもあるということです。
特にこれからの社会は予測のできない変化が大きな社会になると言われています。
計画を立てて予測に沿って行動することも大切ですが、決してそれに固執することなく柔軟な対応をする力も求められるようになると思います。
うまくいかないときこそ、自分を大きく成長させるチャンスが転がっているかもしれません。
うなくいかないからこそ、自分の密かな期待やそれまでの取り組みをしっかり見直すことが大切です。
変えるべきことは、思いきって変えていく。
変革には痛みが伴うものですが、大きな痛みを乗り越えた時に大きな自分の成長が待っているかもしれません。
上手くいかなかったときこそ、自分を大きく伸ばせるチャンスです。
話を元に戻しますが、大分トリニータや片野坂監督の来季以降の戦いを楽しみにしています。
私たちサッカーファンを心から楽しませてくれる魅力的なサッカーを追求してほしいと思います。
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