2021/10/13
運動が苦手な子どもはいません

From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@福岡県久留米市
「運動音痴な子どもはいません」
いきなりこんなことを言い切ってしまいましたが、これは本当の話です。
「そんなこと言っても、うちの子は運動が苦手でかけっこをしても遅いんですよ」と反論する親御さんも多いと思います。
そんな子どもたちは「運動音痴な子どもではなく、運動音痴と思っている子どもたち」なのです。
これが実は良くも悪くも大きな影響を与えてしまうのです。
「自分は〇〇だ」というのは、決して事実であるとは限りません。
他の人の違う視点から見てみると、違う意見をもつ人もたくさんいるはずです。
「自分は〇〇だ」というのは、本人の強い思い込みなのです。
自分の思い込みは自分の苦手意識を強化してしまうから、気をつけなくてはいけません。
ところが、この思い込みを作ってしまうのが、親やコーチや先生などの身近な人たちだったりするんです。
「あなたは本当に運動ができないね」
「あなたは勉強は全く駄目だね」
「どうしてそんなこともできないんだ」
大人が何気なく言った言葉が子どもを洗脳してしまうことがあるのです。
運動が苦手だと思っている子どもたちは、おそらくうまくいかなかったときに大人が残念そうな表情を見せたり、何気なく言葉かけをしたことが頭の中に残ってしまっている可能性が高いです。
なので、子どものできないマイナス面を指摘することよりも、むしろ、プラス面をしっかりと伝えてあげたほうが良いのです。
「ちょっとずつうまくなっているよ」
「失敗しても何度も挑戦するなんてすごいね」
「やれば出来るようになるからね。あきらめないで頑張っているのが嬉しいよ」
こんな前向きになれる言葉を子どもたちには投げかけて欲しいです。
運動が苦手だと思っている子どもたちには、それを克服する喜びを味あわせて、なんでもやれば出来るようになると思える子どもになって欲しいですね。
スポンサーサイト
コメント