2021/09/29
周りの批判を気にしすぎない

From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@大分県宇佐市
「あの人にどう思うわれているのかな」とか、「あの人から批判的なことを言われたのが気になってしまう」などと、必要以上に他人の目を気にしすぎてしまうと、心が安定しなくなってしまいます。
自分の価値を相手の評価で決めてしまうようになると、自己肯定感が上がったり下がったり、相手に自分のメンタルの状態を預けてしまうことにもなりかねません。
実際に、相手がどう思っているのかはわからないのに、仕草や表情や口調で深読みしてしまって、心が落ち着かなくなることもよくあります。
誰か他の人と自分を比較して、ストレスを抱えてしまうこともあります。
必要以上に他人を意識しすぎてしまうと、自分の中にネガティブな感情が溜まってしまうことがあります。
他人と比較したり、他人の気持ちに振り回されてしまうと、際限がなくなってしまって、自分らしく生きるなんてことがほとんどできなくなってしまうのです。
日本サッカーのレジェンドで、キングカズこと三浦知良選手がいます。
54歳になっても現役にこだわり続け、J1の舞台でサッカーに全ての情熱を捧げています。
そんな彼に対して、あるテレビ番組でコメンテーターが「若い選手に席を譲らないといけない。彼がいることで伸び盛りの若い選手が出られなくなってしまう。だから、もうやめなさい」と発言しました。
この発言を受けて、世間でもメディアを巻き込んでの論争になったのですが、キングカズ本人は、この批判をこんな風に受け返したのです。
「こんなことを言ってもらえるのは光栄なことです。もっと活躍しろと言っているんだと思う。これだけ活躍できたんだから引退しなくていいって、言わせてみろってことだと思います」と発言したのです。
相手の侮辱の言葉を激励の言葉として自分の中ですり替えたのです。
この発言に対して、批判的な発言をしたコメンテーターも世間の声も絶賛して、周りの批判を封じめたのです。
誰かに批判されたり攻撃的な言葉や態度をぶつけられたりしても、それを受け止める本人がどのように捉えるかによって、それをプラスのエネルギーに変えることができるという例だと思います。
私たちは人から批判さえると、ついつい心が凹んでしまったり、必要以上に相手の目が気になってりしがちです。
ただその言葉や態度をどう受け止めるかによっては、「もっと自分に頑張れって言ってるんだ」というポジティブな反応で自分をさらに鼓舞することもできるようになるということです。
「いい意味で鈍感で。マイペースになれる」と強い心で立ち向かうことができるようになるんだなと思いました。
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