2020/09/10
伸びる子どもが持っているもの
From 吉永信昭(よしながのぶあき)@福岡県久留米市
勉強ができる子ども、スポーツが得意な子ども、音楽や絵などの芸術に秀でている子どもが、共通して持っているものがあります。
「グングン伸びていく子」と「そうでない子」の差は。「好奇心」が強いか、強くないかです。
「好奇心」とは、物事を探究しようとする根源的な心、自発的な調査・学習や物事の本質を研究するといった知的活動の根元となる感情のことをいいます。
「これは何だろう?」「何でこうなってるのか?」「僕もやってみたいな」「どうやったらできるのかな?」などなど、自分の興味を持ってことに対して、自分で調べたり、自分で試行錯誤してやってみたり、誰かに聞いたりすることができる子が、好奇心が強い子だと言えます。
自分のわからないことや不思議だなと思うこと、自分の知らないことに対して、わからないまま、不思議なことだ、知らないだけで済ませるのではなくて、それを探究してみようとする子どもが好奇心旺盛な子どもです。
好奇心が旺盛な子どもは、自分が知らないことを知るために、自分ができないことをできるようにするために、自分で進んでどんどんと学んでいく行動を起こすので、グングン伸びていくということになります。
そして、自分で調べてわかったこと、自分でやってみてできるようになったことに対し、喜びや楽しさを感じる事ができるようになるために、もっともっと、調べてみたい、やってみたいと思うようになるわけです。
好奇心が強い子は、放っておいても、子どもが自分でグングン自分を伸ばそうとする行動を進んでやっていくようになるわけです。
それでは、好奇心が旺盛な子どもにするには、大人はどのような働きかけをしていけばいいのでしょうか?
これは幼児期からの働きかけが大切になると思います。
「これは何?」「何で?」「どうしてなの?」と、3際から4歳にかけて子どもは子やってたくさん質問をしてきます。
質問や疑問で頭がいっぱいの子どもの「なぜなぜぐせ」をこの一時的な時期のものにせずに、いつまでもたくさんのことに疑問を持つようにしたいわけです。
この時、親は、子でもに対して、どのような対応をしていけばいいのでしょうか?
「これは〇〇だよ」「これは〇〇だからだよ」などと、大人が自らの経験で学んできた知識を与えればいいのでしょうか?
おそらく安易に答えを教えてしまっては、子どもの疑問は解決されてしまい、それを自ら探究しようとする態度は身に付けられなくなります。
「これは何だろうね?」「何でなのかな?」「どうしてなのかな?」と共感してあげて、「わからないから調べてみようか?」「できないからやってみようか」と行動を促してあげることもいいかもしれません。
もちろんそれだけでで終わってはいけません。
調べるための材料ややる環境を用意してあげることも必要になります。
そして、子供がやったみたこと、やろうとしたことに対してきちんと評価してあげることも大切になります。
子どもの好奇心を伸ばすのは、近くにいる親や大人の働きかけ次第ということになります。
それも小さい頃に身に付けた方が簡単に自分で伸びていける子どもになっていきます。
目の前にいる子どもが疑問を持っていそうな時、問題を抱えている時、何か質問してきた時
これが好奇心を伸ばすチャンスです。
もちろん、時には一緒に解決してあげるサポートが必要な時もあります。
子どもの様子を観察しながら、子どもにどんな返しをしていけばいいのか?
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