2021/09/07
一念、岩をも通す

From 吉永 信昭(よしながのぶあき)
@大分県宇佐市
「一念、岩をも通す」という諺があります。
どんなことでも一途に思いを込めてやれば成就するということです。
この言葉は中国の歴史書「史記」の一説に由来する故事になります。
前漢の将軍である李広が草の中にあった石を虎と見誤って、必死に矢を放ったところ、矢が見事に石に突き刺さったという話から生まれた諺です。
何か大きなことに挑戦するときの意気込みや心構えとして使われる言葉です。
何事も本気になって取り組めば、やってやれないことはないということですね。
逆に、毎日の仕事を決まったことだけを決まった時間にこなしていくと、段々と惰性で気持ちの入らないものになっていくことがあります。
「雑な気持ち」で仕事に取り組むことで、それは「雑用」になってしまうんだと言われたことがあります。
確にそうですよね。
同じ仕事や活動でも、そのやる本人の気持ちの持ち方次第で、「岩をも通す」仕事になるのか、単なる「雑用」となってしまうのかという大きな違いが生まれてきます
ちょっとしたことでも心を込めて本気でやることで仕事の質が大きく変わってくるということですね。
一流の職人さんの作品は、細部まで気を抜かず本気で丹精を込めて作り上げるので、たくさんの人の心を動かすものになるのです。
私たちはどうしても安きに流されてしまいがちになります。
「一念、岩をも通す」といった気概を持って本気で心を込めて取り組むことで、自分を成長させる何かが掴めてくるのかもしれません。
「心を込めて本気でやること」
自分に言い聞かせて毎日を過ごしていきたいと思います。
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