2021/08/31
真実はいつもひとつ

From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@大分県宇佐市
「真実はいつもひとつ」とは名探偵コナンの決め台詞ですね。
でも、あえて言おう「真実がひとつとは限らない」のです。
ただ残念ながら「真実がひとつ」だと信じて自己主張するのはいいのですが、反対意見の人を論破して完膚なきまでに打ち負かそうとする人もいます。
「自分は絶対に間違っていない」という考えは、「自分が善で相手が悪」という考えになって、意見が異なる相手に必要以上に敵対心を抱いてしまうことがあります。
一度、感情的にもつれてしまうと。お互いに自分の正当性を主張して譲れなくなり、最終的には不毛の争いにもつれ込んでしまうケースもよくあることです。
これは個人対個人だけでなく、グループでの対立や派閥間の争い、国同士の争いなどでもよく見られることです。
こうした対立の争いに巻き込まれてしまうと、相手の事情や相手が置かれている立場を考慮することなしに、ただ相手の間違いを正そうとしてしまいます。
自分が正しいことを確信しているので、相手が反発した態度をとると、さらに怒りのスイッチが入ってしまうことになります。
できればこんな争いには巻き込まれたくないものです。
そのために「真実は我にあり」と思い込んでしまうのではなく、「そんな考え方もあるんだ」と思ってみる余裕が必要になります。
「あれもあり、これもあり、それもあり」正解はひとつとは限らないと思えるだけで、無駄に怒りを感じるストレスを軽減することができるようになります。
同じ事象であっても、みる場所や立場によって見える形は変わってくるものです。
「真実はいつもひとつとは限らない」
自分の考え方の幅を広げて、余裕を持った人付き合いができるようにしたいものです。
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