2021/08/29
苦しい時は誰かに頼ってもいい

From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@大分県宇佐市
「困ったときはお互いさま」
これは相手の気持ちを察することができ、互いに思いやることができる私たち日本人ならではの言葉だと思います。
ニュースを見ていたら東京都内でコロナ患者に向けての宅配サービスを無償でやっている人の話題が出ていました。
なんでそれを始めたかというと、自分がコロナに感染して自宅に療養したときに宅配サービスを受けて本当にありがたかったという経験をしたからだそうです。
「自分が困っているときに助けてもらってとても感謝したので、同じように困っている人の力になりたいんだ」と語っていました。
お互いに助け合うことは、日本の誇るべき精神文化だと思います。
さて、仕事のことや日頃の生活のことでたくさんの悩みを抱えてしまうことがありますが、1人で抱え込みすぎてしまいがちになります。
「人に頼ると迷惑をかけてしまう」「相手に甘えることは恥ずかしいことだ」などと考えてしまって、誰にも相談できないまま大きな悩みを抱えてしまう人は少なくありません。
でも、どうしても息詰まったときに誰かに甘えてしまうことは、決して悪いことではありません。
ストレスをためてしまう人は、人に頼るのが苦手で自分だけで解決しようとすることがよくあります。
逆にストレスに強い人は、人に相談したり助けを求めたりするのが上手かったりします。
上手に自己主張できるので自分の気持ちを簡単に相手に伝えることができるのです。
誰かに頼ることで、ピンチを乗り越えた経験をしている人はたくさんいます。
本当に困ってどうしようもない時は、自分1人で抱え込むのではなく、誰かに助けを求めることを忘れないでください。
人間社会は「お互いさま」の助け合いで成り立っているのです。
日頃から、家族や友人、同僚と相談しあえる人間関係を作っておくことも大切なことです。
もちろん無料の公的な相談窓口などを活用することも一つの手です。
自分が苦しくて困っている時は、誰かに察してもらえるまで待つのではなくて、自分が悩んでいることをきちんと言葉に出して相手に伝えることが必要です。
もしかすると話を聞いてもらえるだけで、かなり心が楽になることもあります。
相談する中で新しいアイデアが生まれてピンチを乗り越えるきっかけができることもあります。
苦しい時は、誰かに頼ってもいいのです。
もちろん誰か苦しい人がいたときには、自分のできる範囲での支援をすることも大切ですね。
「困った時はお互いさま」
今のみんなが困っている社会情勢では、とても大切な言葉だと思います。
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