2021/08/28
どうしても心配してしまうけど

From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@大分県宇佐市
もう8月も残るところ、後わずかになりました。
新型コロナウィルスの第5波が猛威をふるう中、夏休みも終わって子どもたちの学校生活も再開します。
まだまだ感染のピークアウトを迎えたとは考えられずに、これから先が一体どうなることやらと心配になることがつきません。
1日の大半の時間を心配事と一緒に過ごしているのでストレスもいっぱいたまってしまいます。
もう取り戻すできることのできない過去の出来事、まだ起こってもいないし自分ではコントロールできない未来のこと、世界の情勢などなど
たくさんの心配事が頭の中に浮かんできます。
ある本を読んでいると心配することがどれだけ時間と労力を無駄にするかについて、チベット仏教の指導者であるダライラマ14世の言葉が目に留まりました。
ダライラマ14世は心配事について次のように語っています。
「 もし問題が解決できるなら、心配する必要はない。
もし問題が解決できないなら、心配しても仕方ない。
結局、どちらにしても心配したところで何の徳にもならない。」
なかなかこのような境地に立つことはできませんが、心配しても仕方がないことを心配しすぎてしまってかなりの労力を費やしてしまいます。
でも心配してしまうのが人間の常なので、ある意味、どうしようもないことかもしれません。
心配や不安はもっともコントロールが効かない感情です。
この不安を感じる大きな原因は、「失うかもしれない」という恐怖が主な原因です。
自分の大切にしている健康、家族、職業、財産などを失ってしまうかもしれないという恐怖が大きな不安を生んでしまします。
どうしても心配してしまうけど、大切なことは不安に支配されてしまわないことです。
そのために、起こる確率が高いものから考えるようにしましょう。
実際に起こる確率が低いことは、これは起こらないと割り切って切り捨ててしまうことも必要です。
多少のリスクは想定しながらも、恐れずに実際に行動を起こすことも大切かもしれません。
「案ずるより産むが易し」ということわざもあります。
今はニュースも全て不安を大きくするものばかりが流れています。
不安で押しつぶされてしまわないように、自分の気持ちをうまくい切り替えていきたいものです。
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