2021/08/07
平和の鐘の音を聴いて

From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@大分県宇佐市
8月6日午前8時15分。
広島市の平和記念公園の平和の鐘の音が鳴り響きました。
テレビの前ですが、鐘の音に合わせて「平和を祈って」黙祷しました。
広島に原子爆弾が落とされて76年という月日が経ちますが、今になっても決して忘れ去る事ができないほどの大きな傷を残しました。
8月6日になると、日頃あまり意識できていない平和の大切さについて考えるさせられる機会になります。
戦争を知らない私たちの世代は、過去に起こった悲惨な戦争の記憶をしっかりと後世に語り継いでいかなくてはいけません。
とはいえ、今の世界の情勢は平和とは反対の方向に向かっているように感じてなりません。
世界の脅威となった新型コロナウィルスの蔓延、異常気象の原因ともなっている二酸化炭素の削減や自然破壊の問題。
世界中の人々が力を合わせて解決しなければならない問題は山積みです。
でも実際にはそれぞれの利権のために、争い奪い合う愚かな行為は後を立ちません。
「よりよく生きたい」というのは誰しもが持つ願いだと思いますが、「自分だけが良ければいい」という思いが破滅の道へと向かわせていきます。
「人と共によりよく生きる」というのは簡単なようで、なかなか難しいことですよね。
ちょっとだけの思いやりと他者の痛みを感じとれる想像力が、世界中の全ての人の心に芽生えるだけでも、世界は今とは違ったものになるかもしれません。
「世界平和」のために自分ひとりにできることは小さいことかもしれませんが、とりあえず自分の周りにいる人たちに小さな思いやりの行動を取れることから始めていきたいものです。
思いやりの輪が広がることで、ちょっとはましな世の中になるかもしれません。
たくさんの人が平安を感じられるような世界になることを、平和の鐘の音を聴きながら願いました。
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