2021/08/04
コミュニケーション力を高めるには

From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@福岡県久留米市
人間関係を良好にするためにコミュケーション力は大切です。
コミュニケーション力を高めるために、「どんな言葉を使って話そうか」とか「どんな内容の話にしようか」と悩んでしまう人がいるかもしれませんが、実はそれらはそれほど重要ではないのです。
コミュニケーションには、言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションの2種類があります。
言語的コミュニケーションのことをバーバルコミュニケーションと呼び、言葉の意味や内容の言語的情報によるものを指します。
もう一つの非言語的もミュニケーションのことをノンバーバルコミュニケーションと呼び、外見、表情、姿勢、動作、視線、ジェスチャーなどの視覚的情報と、声のトーンや強弱、声質などの聴覚的情報によるものです。
心理学者メラビアンの研究によると、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%であるとされています。
人が判断するのは90%以上が、視覚や聴覚によるノンバーバルコミュニケーションが優先されやすいということが知られています。
つまり「どんな内容を話すか」よりも「どのように話すか」の方が、良好なコミュニケーションを築くためには重要になってきます。
相手のことを「この人なんとなく苦手だな」と思っていると、口に出さなくても、表情や態度でなんとなく相手に伝わってしまうことになるのです。
相手との良好なコミュニケーションを築くために簡単にできるのは「笑顔」「あいさつ」「アイコンタクト」です。
「笑顔」はコミュニケーションを潤滑にしてくれます。
相手に対して「あなたのことを歓迎しています」というサインを無意識で送ることになります。
相手の警戒心をゆるめ、お互いに笑顔になるだけで会話も弾んでいくことになります。
そして「あいさつ」はコミュニケーションの入口になります。
「おはようございます」と挨拶するだけで、お互いの心の扉を開けることができます。
たかが挨拶と思うかもしれませんが、コミュニケーションを深めていくためには「あいさつ」は絶対に欠かせないポイントになります。
最後に「アイコンタクト」です。
アイコンタクトをして話をすると、「自分のことに関心を持ってくれている」「自分の話を真剣に聞いてくれている」ということを自然と伝えてくれます。
脳科学的には、アイコンタクトをするだけで、自分と相手の双方に愛情ホルモンや幸福ホルモンが分泌されるということもわかっています。
「相手の目を見るのは苦手だな」という人は、相手の目を直接見るのではなく、眉間や鼻を見るという方法もあります。
アイコンタクトは長くても1回1秒程度で、10秒に1回くらい、相手をチラ見する程度で大丈夫です。
相手とのコミュニケーションを良好なものにしたいときに一番、大切にしたいことがあります。
それはこれらをテクニックとして使わないということです。
「相手のことに関心を持ちたい」「相手と良好な関係を築きたい」といった思いが大切です。
その思いを持った上で「笑顔」「あいさつ」「アイコンタクト」が自然に出るようになると、間違いなく相手との良好な人間関係を築くことができるようになると思います。
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