2021/07/20
危険な暑さ
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@福岡県行橋市
「尋常じゃない暑さですね。暑さがやばいから十分に気をつけるようにしてくださいね」
サンワークゆくはしでの「リズムステップ教室」が終わった後、参加者の皆さんと雑談しているときに、熱中症が話題になりました。
「昨日も倒れて搬送された人が出たみたいですね。」
「なるべく日中は外出を控えるようにしようと思います。」
「いつも冷房つけて室内を適温に冷やすようにしてます。」
「先生、私は毎日たっぷり水を飲むようにしてますよ。」などなど
お互いにそれぞれが気をつけていることを話したりしました。
なんといっても、ここ数年の夏の猛暑は命の危険を感じるほどの暑さです。
熱中症の対策は必ずやらなくてはいけません。
そこで、今日は1日に飲む水の量の話を紹介しようと思います。
体内の水の量は、多すぎても少なすぎても不調の原因になります。
体調を崩すないためには、適切な体内の水の量を常に保っていくことが大切です。
人間は毎日、尿や便、汗、呼吸から一定量の水分が出ていきます。
出ていく水の量は、尿や便からは1.1ℓ〜1.6ℓ、汗から600mℓ、そして呼吸からも400mℓの水分を排出しています。
全部を合わせると、2.1ℓ〜2.6ℓの水分が出ていきます。
そして、体に入ってくる水の量は、食事に含まれる水分が800mℓ、体内で脂肪分解で得られる代謝水が300mℓで、それ⑦らを合計すると1.1ℓの水が入ってくることになります。
出ていく水と入ってくる水の差は、1〜1.5ℓになるのですが、この1〜1.5ℓの水を水分補給する必要があるわけです。
1日の水分補給量の目安となるのは、1.5ℓぐらいと考えられています。
これとは別に、必要な水分補給量の目安を計算する方法もあります。
それは、体重✖︎30mℓであると言われています。
例えば、体重が60kgの人であれば、1800mℓの水を飲めば良いという計算になります。
80kgの人であれば、2400mℓの水が1日に必要な水分補給量になります。
どちらの方法を基準にしてもいいのですが、熱中症を予防するために大切なポイントがあります。
それは、喉が乾いたと感じる前にこまめに水分補給をしていくことです。
一気に大量に飲むよりも、こまめに水分補給をする事が大切です。
さらに水の飲み過ぎにも注意が必要になります。
疲労感や嘔吐、むくみを引き起こす原因になったり、重症の場合は意識障害や呼吸困難、けいれんを起こすこともあります。
1日の適量を守って、危険な暑さ対策をしっかりととるようにしましょう。
今年の夏も危険な暑さの日が多くなりそうです。
熱中症には気をつけて、今年の夏を満喫できるようにしてください。
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