2021/07/24
三日坊主を克服する方法
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@大分県宇佐市
「何をやっても長続きしないから困っています」と言う人は少なくありません。
いわゆる三日坊主です。
三日坊主とは、一つのことを続けることができずにすぐに飽きてしまう状態のことを言います。
何か新しいことを始めてみてもすぐに諦めてしまう人に対して使われることが多い言葉です。
自分は何をやっても三日坊主だという人は、なんとか克服したいと思っているのではないでしょうか?
今回は、そんな方のために、三日坊主を克服する方法をお伝えします。
さて、三日坊主になってしまうのにはいくつかの原因があります。
まずは「新しいことを始めるのは難しい」と言うことです。
そもそも人間は変化を嫌います。
新しいことを習慣化して定着させるまでは、かなりのエネルギーが必要になります。
例えば、自転車のペダルを漕ぐのを想像してみてください。
一旦スピードに乗ってしまえば、ペダルが勝手に回りだして楽に乗ることができるのですが、最初の方はペダルを漕ぐのに相当な力が必要になります。
これと同じで、人は習慣化してしまえば楽に行動に移すことができるようにになるのですが、慣れるまでの最初の頃はかなりの労力が必要となります。
そのエネルギーを維持するのが難しくなって、三日坊主になってしまうのです。
そして三日坊主の大きな原因になるものの一つに「過去の経験からの思い込み」があります。
三日坊主の人は、それまでに何度も何度も挑戦しては長続きできなかったということを経験している人が多いのではないかと思います。
そのために「今回もやっぱりダメだった」と新しい挑戦に対してネガティブな記憶が残っていることも原因のひとつになります。
これまでに長く続けた経験がないと、なかなか自分に自信が持てずに、習慣として定着する前にやめてしまうことになってしまうのです。
それでは、どうすれば三日坊主を克服できるのかというと、答えは簡単です。
「三日坊主になったら、また最初からやり直せばいい。1日目からやり直せばいい」ということです。
もちろん、そのまま同じやり方で続けてもうまくいかないかもしれません。
やり方を少しだけ変えて、最初からやり直してみるのです。
もしかすると、やる時間を変えるだけでうまくいくかもしれません。
やる場所を変えるだけで、次は続くかもしれません、
やる回数を変えてみると、なんとかできるようになるかもしれません。
三日坊主になったと思ったら、自分がやりやすいようにやり方を修正して、もう一度挑戦し直すといいんです。
それと三日坊主を克服するための大きな力になってくれるものがあります。
それが「未来像」です。
もしもその習慣を身につけることができたら、自分にどんな明るい未来が待っているのかをより具体的に想像してみることです。
その未来像が理想的で心から達成したいと思えるものであれば、行動の大きな原動力になってくれることは間違いありません。
いつも自分の目につくところに「理想の未来像」を書き出してもいいと思います。
漫画のワンピースの主人公のルフィーの「海賊王に俺はなる」みたいな感じで、力強く毎日宣言してみてもいいかもしれません。
さらに、三日坊主になることは決して悪いことではないということも知っておいてください。
自分にあっていないことを無理して続ける必要は全くないのです。
続かないのは自分に合ってないからかもしれません。
「やらなければいけない」と自分を追い込む必要はなくて、「やってみたいからやるんだ」という気持ちで取り組んだほうが長続きするものです。
自分の「理想の未来像」が確立して、そのために必要な行動を習慣化したいのであれば「できるまでやり直す」ことで、必ず三日坊主を克服することができると思います。
より良い習慣が確立できれば、自分の理想の未来像に近づいていきます。
そして、自分の成長が自分で実感できたとき、行動に向かうエネルギーはどんどん上がっていきます。
何度、やり直してもかまわないので、できるようになるまで諦めないでやり続けることが大切です。
最後になりますが、なぜ「三日坊主」と呼ぶのでしょうか?
三日坊主とは言うけど、それを四日坊主、五日坊主と呼んでいるのを聞いたことはありません。
実は、それには理由があるのです。
どんなことでも三日間続けることができれば、習慣として定着していくからです。
だから三日間だけは、ちょっとだけ強い意志を持って頑張ってみましょう。
新しく挑戦したことが、習慣として定着していくかもしれませんよ。
スポンサーサイト
コメント