2021/05/28
不安の解消
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@福岡県春日市
緊急事態宣言も再延長される見通しで出口もなかなか見えてきません。
「あと少しでゴールだ」とゴールを意識できると残っている力を振り絞ることができます。
そんなときに「やっぱりゴールを伸ばすことにしました。もう少し頑張ってください」と言われたとしても、そこから力を奮い立たせるのはかなり困難になってきます。
さらにゴールがはっきりしないことでモチベーションもなかなか上がりません。
むしろ「これからどうなるんだろう」と不安が大きくなり押しつぶされそうになることもあります。
不安は放っておくと、どんどん大きくなっていくのでしっかりと対処することが必要になります。
不安を解消するのに瞑想や呼吸法がとても有効です。
そのときにイメージを付け加えるとさらに効果が上がります。
不安が大きくなって雑念で頭がいっぱいになったときは、呼吸が浅く早くなっているので、息を鼻から吸って口からゆっくりと吐き出しながら、心を落ち着かせていきます。
意識を呼吸に集中させることで、自分と向き合うことができるようになってきます。
私は。このときに心の中のもう1人の自分をしっかり観察するようにしています。
無理に自分を飾る必要もなくただ自分の姿を見詰めるようにします。
心の中の自分を観察してみると、明るい表情をしていたり悲しそうな表情をしていたり、その時々の状態によって変化します。
不安が大きくなりすぎたときは、真っ暗闇で自分の姿が全く見えないことがあります。
透明な水晶玉の中に心の中の自分が入っているとして、自分の姿が見えない時は不安によって、水晶玉が汚れてしまっている状態になっていると考えます。
ときにはドロドロとしたヘドロのように汚れがこびりついていることもあります。
この汚れを水や火、光といったイメージを使って呼吸法と組み合わせて掃除をしていきます。
やっているうちに、不安の原因が何であるかを掴むこともできます。
このようにネガティブなものを自分から切り離していくことによって、自分の姿が見えるようになり、満面の笑みでいる心の自分の姿が見えるようになってきます。
心の自分に向かって「ありがとう」とお礼を言うと、心の自分はもっと嬉しそうに輝いてきます。
その段階までいくと、実際の自分も最初に感じていた重苦しい不安がかなり軽くなってきているのが実感できます。
次に向かって進んでいこうという気力も復活しているのです。
私の場合は20年間くらい不安に押しつぶされそうになったときには、このような方法で不安を解消するようにしてきましたが、結構、使える方法です。
もちろん実際の生活習慣や現実的な解決行動も必要になりますが、このような自分なりの不安の解消法を持っておくことも大いに効果があると思います。
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