2021/05/08
「3つの眼」でみること
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@大分県大分市
福岡県にも3度目の緊急事態宣言が発令されることになりました。
新型コロナウィルス感染者数が爆発的に増加していく中で、先の見えない不安もありますが、宣言慣れや自粛疲れといった問題も表面化しています。
ワクチン接種もあまり思ようには進んでないみたいだし、この先、どうなっていくのか、あまり見えてこないので、やはり心配してしまいます。
このような先の予測できない状況を正確に把握するために、「3つの眼」を使うことが大切だと言われています。
この3つの視点を臨機応変に使うことで、解決策を見つける可能性が高まるようです。
この3つの眼というのは、「鳥の眼」「魚の眼」「虫の眼」だそうです。
まず「鳥の眼」ですが、上空を飛ぶ鳥のように高い位置から全体像を俯瞰して大きくみる眼です。
大きな問題に囚われてしまうと、ついつい局所的な視点になってしまいがちです。
「木を見て森を見ず」という言葉もあるように、ここでは森全体を見るために少し距離を取って問題を見つめてみるという視点が必要になるということです。
次に「魚の眼」ですが、魚のように当事者として泳ぎながら、物事や時代の流れの変化を見極める眼です。
ビジネスチャンスを掴むのがうまい経営者は、時代の変化をキャッチする能力が優れています。
そして、次の流れも先読みして準備を整えながら、勝負する時には一気に勝負することができるわけです。
最後に「虫の眼」ですが、これは地面をハウ虫のように、ターゲットに接近して狭く深く見る眼です。
足元をしっかり見つめ直すために、現場を中心に、現物や現実と向き合い、細部から細かく見つめ直す視点が必要だということです。
多角的に問題を捉えることのできる人は、この3つの眼を駆使して、あらゆる視点から考察した上で解決策を選択していくというわけです。
現在のようなどうしようもない状況では、ついつい視点も狭まってしまい、解決策も見つけられないままに、動けなくなってしまうことはよくあります。
少しだけ視点を変えてみることで、マイナス要素をプラス要素に変えたり、思わぬ解決策を見つけ出すことができるかもしれません。
今の感染状況が大きく改善される日は必ずやってくると思います。
その日をただ待ち焦がれるのではなく、今できることはやっておかなくてはいけませんよね。
そのためにも「3つの眼」で状況を把握してみることも大切だなと思いました。
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