2021/03/14
文武両道を目指すなら
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@福岡県行橋市
運動も勉強も両方できる子どもがいます。
文部科学省による小中学校の全国学力テストと運動能力調査の結果からも、子どもの学力と運動能力には相関関係があることがわかっています。
勉強も運動も得意なことを文武両道といいます。
親なら誰でも、子どもには文武両道を目指して欲しいと思うことだと思います。
実は、この文武両道を目指すためには、毎日の生活習慣に大きな関わりがあることも調査の結果からわかっています。
勉強もスポーツも高いパフォーマンスを発揮できる子どもは、規則正しい生活習慣(食事、睡眠、運動)を身につけられている子どもが多いそうです。
自分で目標や行動をコントロールできて、集中力が高く、努力を惜しまない子どもであれば、当然、どんな分野でも成果をあげることになるのだと思います。
ここで、生活習慣の悪い例について考えてみましょう。
日中に身体をあまり動かさないでいると、夜になっても寝つきが悪くなることがあります。
そして夜更かしをしてしまうことが習慣になってしまうこともあります。
夜更かしをすると朝起きるのが辛くなります。
朝目が覚めたとしても、食欲が湧かなかったり時間がないなどの理由で、ついつい朝食を食べなかったり、食べても量が少なくなったりします。
朝食がしっかりと採れなかったために、学校の授業中には頭が働かなくなったり集中力が保てなかったりすることに繋がります。
そのせいで学習面でも悪い影響を与えてしまうことになります。
さらにやる気も減少してしまい、運動量も少なくなってしまいます。
運動量が少なくなると、また夜に寝れなくなって、夜更かしすることが続いてしまうのです。
一方、きちんとした生活習慣が確立されたお子さんはどうでしょうか。
日中にたくさん活動してお腹もすくので、しっかりとご飯を食べることができます。
身体もたくさん動かしているので、夜になると疲れで睡眠に入るのも早くなります。
早寝早起きという習慣が身に付けば、時間的にも余裕ができるので、朝食もしっかりと食べることができます。
子どもたちにとって朝食はとても大切だと言われています。
朝食をしっかり摂るので、朝から集中力も高まり、勉強や活動に意欲的に取り組むことができるようになります。
勉強もスポーツも集中して取り組めば取り組むほど成果も上がってくるのし、成果が上がれば上がるほど更なるやる気に繋がっていきます。
勉強やスポーツが好きだと感じて努力が苦にならないので、伸びていくのは当然の結果だともいえます。
そしていつの間にか文武両道のできる子どもに育っていっているのかもしれません。
文武両道を目指すためには、まずやるべきことは基本的生活習慣をしっかり身につけることが大切になるというわけです。
子どもたちが健全に育つためのキャッチフレーズに「早寝・早起き・朝ごはん」というものがあります。
文武両道な子どもに育って欲しいのであれば、まずは、そのベースとなる基本的生活習慣をしっかりと身に付けさせる必要があります。
「早寝・早起き・朝ごはん」で、文武両道を目指す土台をしっかりと築き上げていきましょう。
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