2021/03/13
運動できる子どもにするには
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@大分県大分市
「ヨッシー先生、こんにちは」
毎週金曜日は、ホルトホール大分でのレッスンです。
幼稚園クラスの子どもたちが受付を済ませたら、我先にとトレーニングルームに走り込んできては挨拶をしにきます。
そして、水筒やタオルを置くやいなやレッスンが始まる前から、トレーニングルームをかけまわったりバランスボールで遊んだり、本当に楽しそうにレッスンが始まるのを待っています。
ホルトホール大分でのSTARアカデミーの運動教室が始まった時には、なかなか練習に参加することができなくて泣いていたお子さんも、今では本当に逞しくなってきています。
「うちの子は運動が苦手で自分から運動をしません。運動するのが好きになって欲しいんです」と、たくさんの親御さんからそんな言葉を聞いてきました。
運動が苦手な子どもは、運動が苦手(できない)だから、運動が嫌いになります。運動が嫌いだから、運動をしません。運動をしないから、なかなかできるようになりません。運動ができないから楽しくありません。
このようなマイナスのサイクルにハマってしまっていることが少なくありません。
一方、運動が得意な子どもは、運動が得意(できる)だから、運動が好きになります。運動が好きだから、もっと運動をするようになります。運動をするから、ますますできるようになります。運動ができるから楽しくてしかたありません。
このようなプラスのサイクルに乗っかっていくことになります。
マイナスのサイクルをプラスのサイクルに変えるには、どうすれば良いのでしょうか?
それまでできなかった運動が、いきなりできるようにはなりません。
なぜなら運動能力はそう簡単には身につかないからです。
それではどうすれば良いのかというと、運動が楽しいということを体験すれば良いだけです。
「運動をやってみたら、すごく楽しかったな。また、やってみたいな」と思えることが運動できる子どもになるための出発点です。
楽しくて好きになったことは、自分からどんどんやってみるようになります。
自分でどんどんやってみるので、少しずつ力がついてきます。
力がついて今までできなかったことができるということを経験すると、それはとんでもない喜びになります。
できなかったことができるようになったことがとても嬉しくて、もっともっとやってみたくなる。
その結果、いつの間にか自然と運動ができる子どもに運動が得意な子どもになっていくのです。
ホルトホールのSTARアカデミーに通ってくる子どもたちは、とても楽しそうな表情で、そして一生懸命な姿で運動に取り組んでいます。
今までできなかったことができるようになっていきます。
「ヨッシー先生、見て見て」と嬉しそうにできるようになったことを見せてくれる子どもたちも多いです。
「子どもたちに学ぶことの楽しさを経験させること。」
子どもたちの教育に関わる以上、それを大切にしていかなくてはなとつくづく思います。
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