2021/02/24
3度目の正直
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@福岡県久留米市
「3度目の正直」という諺があります。
この諺にはふたつの意味があるようです。
ひとつめは、物事は3度目が最も大切ということです。
占いとか勝負事で1度や2度はたまたま結果が良かったということがあるけど、3回目ともなれば、確実だと思っていいという意味です。
もうひとつの意味は、最初の2回は失敗したりして当てにならなかったりしても、3回目になればうまくいくということです。
こちらは、どちらかというと期待や希望を含んで「次こそは」といった願いが込められて使われることが多いようです。
どちらにせよ、1回目や2回目は偶然的に成功することもあるし、1回目や2回目は失敗することも多いという意味も込められています。
「3度目の正直」が訪れる人は、意図的に挑戦している人と挑戦を諦めない人にしか訪れきません。
失敗には、「偶発的エラー」と「必然的エラー」のに種類があります。
「偶発的エラー」は、わけがわからずに間違えることです。
先入観や思い込みを持ってしまったことで怒る間違いや、見落とし、やり忘れ、判断ミス、認知力や注意力の低下が原因となって起こります。
「必然的エラー」は、手抜きや故意に行うことで起きる失敗のことです。
新しい挑戦をするときには、何もかもわからないことだらけで失敗するのは仕方ないことです。
一度めの挑戦での失敗では、「偶発的エラー」になるのですが、失敗の原因や対策を立てることができます。
2度目の挑戦では、ある程度、失敗の原因がわかった上での挑戦になるので、ある意味では「必然的エラー」ということもできます。
理屈ではわかっていても、さまざまな問題に直面したときに判断ミスをしてしまうこともあります。
そして、この2回の失敗で諦めてしまう人も多いのです。
2回の失敗を糧にして3回目の挑戦にトライしたものだけが「3度目の正直」という結果を手にすることができるのです。
もう一方の1回目と2回目にまぐれで成功した人も、きちんと成功の要員や成功のコツを自分なりに整理しておける人は「3度目の正直」を手にして、何度でも再現できるメソッドを手にすることができるというわけです。
「なんで失敗したのか?」「じゃあ、どうすればうまくいくのか?」
「せんで成功したのか?」「次に意識してやることは何だろう?」
そんなことを自分なりに考えることが「3度目の正直」を体験するためには必要なことになります。
目的意識を持って行動を起こし、結果をきちんと分析して、そのデータを元に再挑戦していく。
どんな分野でも成功を繰り返せる人は、何度かの失敗を糧にして「3度目の正直」を何度も再現できる人のようです。
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