2021/02/17
「いい加減」
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@福岡県久留米市
「いい加減にしなさい」とか「いい加減な人だ」なんて言葉をよく聞きますが、「いい加減」はどちらかといえば否定的な意味で使われることが多いようです。
でも、本来の「いい加減」は「好い加減」とか「良い加減」と書けるように肯定的な意味を持っています。
ちょうど良い状態や適度なことが「好い加減」に当たります。
ストレスをためないように過ごすためには、いい加減に過ごすことも大切です。
なんでも完璧にやらなければ気が済まない人、責任感が強くて頼まれたらなかなか断れない人、やりたくないことでも我慢してやり遂げる人
それはとても素晴らしいことですが、「〜しなければならない」「〜すべき」という完璧主義すぎてしまうと、自分を責めてしまい過度のストレスを抱えてしまうこともあります。
徹底的にウィルス対策を完璧にしようとしすぎて、かえって免疫力を低下させてしまうことにもなりかねません。
仕事を完璧にこなそうとしすぎて、体や心をヘトヘトにしてしまうこともあります。
時には「いい加減」になって自分に対してちょっと甘くなることも免疫力アップや心身の健康のためには必要なことです。
体についても、ガチガチに緊張してしまうことで「疲労」「こり」「痛み」につながることになります。
ほどほどに力を抜いてゆるく生きることも大切です。
ストレスをためないように次のようなことにも注意したいものです。
・オンとオフの切り替えをうまく行い、休む時にはしっかり休む。
・自責の念でいっぱいにならずに、時には周りのせいにして開き直る。
・面倒なことは考えずに、能天気に過ごしてみる。
このように「いい加減」に過ごしてみることも、心や体の健康を保つためには大切なことです。
完璧を目指すことも大切ですが、無理をせずにほどほどに行動することも必要なことです。
「好い加減」は決して悪いことではありません。
ストレスを抱えすぎないように、時には「好い加減」に過ごしてみましょう。
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