ネガティブな言葉かけ

From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@福岡県久留米市

バレーボール元日本代表の益子直美さんがユニークなバレーボール大会を開いています。

「監督が怒ってはいけない」というルールが設けられています。

試合中に熱くなってしまい激しい言葉かけをしてしまった時には、ベンチに近づいて「落ち着いてください」と声をかけます。

あまりに激しい時は、「×」と書かれたマスクを手渡して監督は言葉を出すのを禁止されてしまいます。

この大会は一方的に選手に伝えるティーチングがはびこる日本のスポーツ指導の現場に、選手自らに考えさせるコーチングを広げていこうという思いから始まっています。

日本の少年スポーツの試合の場面で、監督だけでなく保護者からも、
「何をやっているんだ」
「どうしてできないんだ」
「もっと本気でやれ」
などといった、言葉は当たり前のように飛び交っています。

これは指導でも応援でもなく、批判やため息まじりのネガティブな声かけです。

声をかける方は子どもに発奮して欲しいと思っているかもしれません。

こうした言葉かけを受けた子どもが、恐怖心からアドレナリンを出して、パフォーマンスを上げることがあります。

そのような経験から、ネガティブな声かけが子どもの調子をあげるものだと思っている人もいるかもしれませんが、これは大きな間違いです。

このようなネガティブな言葉かけを受け続けてしまうことで、子どものチャレンジしようとする気持ちを奪ってしまうことになりかねません。

「無理だ」「だめだ」「できない」「なんで」といった言葉を受け続けた子どもたちは、
「どうせ」「だって」「でも」といった言葉を発するようになります。

自己肯定感が低くなり、何をやってもうまくいかないような錯覚を覚えてしまうことになります。

子どもがチャレンジした結果だけを評価するのではなく、チャレンジしたこと自体をしっかりと評価することが大切です。

「よし、次はうまくやるぞ」といった気持ちを自分の心の中に生み出すことがチャレンジ精神を育んでいきます。

子どもたちのスポーツ指導に関わる人は、自分の価値観を押し付けたり、これまでの慣習にあぐらをかいたりすることなく、子どもたちにとって何が大切なのかを考えていくことが必要です。

自分の指導法を見直すことや、子どもを伸ばすための指導法をどんどん学んでいくことも大切なことです。

「学ぶことをやめたら教えることをやめなければならない」

益子さんが監督たちに話をしている様子をみて、改めてそんなことを思いました。

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NOBUAKI YOSHINAGA

Author:NOBUAKI YOSHINAGA
NOBUAKIです。九州で運動教室やメンタルコーチとして活動していますす。30年間教師生活で学んだ経験や、サッカーコーチとしてたくさんの選手に関わる中で培ってきたコーチング法や目標達成の仕方などをメインに役立つ内容をお送りしたいと想います。よろしくお願いします。

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