2021/02/02
暗記とリズム
From吉永信昭(よしながのぶあき)
@大分県大分市
暗記するには、平坦な文章で覚えるよりも、リズムのある文章の方が覚えやすいです。
俳句の5、7、5
短歌の5、7、5、7、7
などのリズムに乗せた文章も、結構覚えやすくなります。
電話番号などでも、〇〇○、〇〇○○、〇〇〇〇といったリズムに乗せると記憶しやすなります。
お坊さんはお経を暗記して詠んでいますが、お経にも一定のリズムがあるので暗記しやすいのかもしれません。
プチ自慢ですけど、私も般若心経を暗記しているので経本を見なくても唱えることができます。
若い頃に一度、覚えてしまったのですが、いつまでも忘れずに覚えたままなのですが、これも考えてみればリズムに乗せて覚えてしまったからなんだなと思います。
円周率の記憶で世界記録を樹立した人も、リズムを活用したり、語呂合わせを使って記憶しているそうです。
何の工夫もなしに丸暗記するのはとても大変で、覚えた後もすぐに忘れてしまいます。
ところがリズムを使ったり語呂合わせで覚えたことは、一度覚えてしまうとなかなか忘れることはありません。
このリズムを使って効果的なのは暗記だけでなく、子どもたちに声かけをするときも、少しこのテクニックを活用するだけで心に響くことになります。
俳句や短歌、337拍子のリズムなんかも頭に入りやすくなります。
ラップのように音楽に乗せて言葉を重ねていっても、覚えやすくなりそうですね。
このように文章をただ目で見て読んで覚えるよりも、リズムをつけながら声に出して覚えた方がはるかに暗記しやすくなります。
なぜ暗記しやす苦なるのかというと、それは五感を使って覚えることになるからです。
五感とは、視覚、聴覚、触覚、味覚、臭覚のことです。
この五感を刺激して覚えることで、記憶はより強固なものになっていきます。
リズムを使って暗記するときには、視覚、聴覚、触覚を同時に刺激することができるので、効率よく暗記できることになります。
子どもたちの頭に残したいメッセージがあるときには、リズムを使って伝えられる文章をあらかじめ考えておくことで、子どもたちの脳に入っていきやすくなります。
子どもたちに伝えるために、こんな工夫を試してみるのもなかなか楽しいかもしれませんよ、
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