2021/01/18
僕が僕であるために
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@大分県宇佐市
テレビをみていたら「僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない」という歌が流れてきた。
ユーキャンのCMで桐谷健太さんと杏さんが尾崎豊さんの名曲「僕が僕であるために」をアカペラで歌い上げています。
もともとこの歌が好きだったせいもあるのですが、最近、ぼんやりとしている時なんかに頭の中でこの歌が流れてきて、ついつい口ずさんでしまうことがよくあります。
CMの中で「そこからでいいんです」というメッセージも発信されていますが、何となく勇気づけられる気持ちになります。
この歌は本当に昔から好きな歌のひとつで、若い頃からカラオケでもこの曲をよく歌ったりしていました。
「僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない」という歌詞が特に好きだったのです。
当時はいつも何かと闘っていた気もします。
頭の中でライバルを思い描いて「絶対に負けたくないな」という気持ちを持っていた気もします。
もしかするとかなり苦しかった状況の時でも平気なふりをして無理をしていたのかもしれません。
誰にも相談したことは無かったのですが、円形脱毛症になったこともあります。
「勝たなくちゃいけない」と思い込んでいて、弱音を履きたくても吐けずに必死で闘った結果、心にストレスが溜まって円形脱毛症という形で発症したのかもしれません。
最近、この歌を口ずさむ時は、実は以前とはかなり違った心境になっています。
「僕が僕であるために、別に勝ち続ける必要はないな」という気持ちになっているのです。
年をとったせいもあるのかもしれませんが、勝ち負けにあまりこだわらなくなった気がします。
負けて悔しいという気持ちはやはりあるのですが、「最後に勝てればいいや」と少し開き直ることができるようになってきています。
以前は人からの評価もとても気になっていたし「負ける」ということが本当に嫌で嫌で仕方ありませんでしたが、最近は「しょうがないな。次に切り替えようかな」と思えるようになってきたようです。
あまり他人と競走したり比較することが減ってきたのかもしれません。
その分、心も少し軽くなってきたのか円形脱毛症の症状が出ることもありません。
「僕が僕であるために、勝ち続ける必要はありません。今のままの僕でいい。」
「君が君であるために、今の君のままでいい」ということだと思います。
肩肘を張って無理して頑張ることを放棄して、自分らしく自然体でできることに焦点をあわせていければ、少しだけでも心の強い自分に変わっていけるのかもしれませんね。
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