2020/12/24
筋力の低下
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@福岡県久留米市
歳をとるにつれて「筋力が落ちたな」とか「衰えたな」と感じてしまう瞬間があります。
「筋力が落ちた」と感じる理由は、単純に毎日の運動量(活動量)が減ってしまっただけです。
筋繊維の数は生まれてから死ぬまでに大きな変化はありません。
使わない筋繊維はどんどん細くなって、筋力が落ちていったり、脂肪もつきやすくなったりします。
筋力の低下する中高年になっても、毎日、簡単な運動をするだけで低下した筋力は向上するので、歳をとっても自分の足で歩くようにしたければ、体を動かして筋肉を鍛える習慣はつけておきたいところです。
中高年になってからは、若い頃のように筋肉を鍛えるというよりも、なるべくゆっくりとした動きを心がけて怪我のないように無理しないで簡単な筋力トレーニングをすることがポイントになります。
高齢者になったときに、一番、気をつけないといけないことは「転倒」です。
「転倒」したことをきっかけに、寝たきりになってしまうことも少なくありません。
転倒を予防するには、どこの筋肉を鍛えれば良いかよいうことですが、まずは「お尻の筋肉」です。
ここは骨盤を支えています。
ここの筋肉が低下すると、立ち上がるときや階段の上り下りでバランスを崩してしまい、転倒しそうになってしまいます。
そしてふくらはぎの奥にある「ヒラメ筋」です。
ここの筋肉が低下すると、必要以上に足を上げる歩き方になり、つまずきやすくなってしまいます。
そして足の裏の筋肉です。
ここは感覚機能やバランス機能、そして踏ん張る力が関係してきます。
ここの筋肉を強化することも、転倒予防にはすごく効果があります。
中高年になったら若い頃のスポーツ経験に関係なく、どんな人も自分でコツコツと続けていける筋力トレーニングの習慣をことが大切です。
ジョギングでも、ウォーキングでも、ストレッチでも、ヨガでもなんでもいいので、自分が何歳になっても自分の足で動いていけるように、健康にとって良い生活習慣をつけていきたいですね。

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