2020/12/17
「しなければいけない」と「したい」の違い
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@福岡県久留米市
何かをやるときに「しなければいけない」と「したい」と思ってやるのでは、それが生み出すエネルギーも結果も全く違ってきます。
同じような仕事をするとして、「生活のためだから働かないといけない」と思うのと、「働きたい。働くのが楽しいから」と思う人では大きな違いがあります。
人間は、その気になったら何倍もの力を発揮します。
心が動いてワクワクすればするほど、行動へのエネルギーも高くなっていきます。
あなたはどちらのタイプになりたいですか?
さて、日本人は「しなければいけない」と自分を追い込んでいくタイプが多いようです。
上司やコーチがこのタイプであると、部下や選手はけっこう大変です。
周りの人にも自分の考えを押し付けて迷惑を被ることも少なくありません。
さらに悪いことに、自分がそのタイプだということに自覚がないことも多くて、部下や選手がやる気を失ってしまうこともあります。
これからの時代は、部下や選手が自らやりたくなるような状況を整えて仕事をさせるタイプのリーダーが求められていきます。
この2つのタイプですが、脳の違いによって分けられるようです。
人間の脳は左脳と右脳に分けられます。
左脳は言語脳とも呼ばれ、生まれてから後に学んだことが蓄積されています。
理性や知性、言語といった色々な知識が詰まっています。
右脳はイメージ脳とも呼ばれ、感情や欲望といった本能的なものが生まれた時から備わっています。
右脳型の人は、自分の感情を上手に刺激して、潜在意識の中に目標を入れやすくなります。
「ああいう風になりたいな」とか「こうなったらいいな」とか「なったら嬉しいな」と感情を直接刺激しながら目標をもつことができます。
一方、「ああしなければ」とか「こうやらなければ」とか、「ねばならない」と思い込んで行動するのは左脳型の典型です。
ネガティブな思いを抱いたまま行動することになるので、なかなかスタートを切れなかったり、やる気が持続しないということもあります。
やはり強制的にやらされるよりも、自分がその気になってやっていく方が成果は上がっていきます。
自分で自分をその気にさせることができたほうが、自分の能力をより引き出せることになります。
そのためにも「目標を達成できた時に手に入れられた未来を思い描いてみるなど」右脳の力をフルに使って潜在意識にインプットしていくと行動のエネルギーがどんどん湧いてきます。
どうせやらないといけないのなら、
「しなければならない」と思ってやるよりも「したい」と思ってやったほうが絶対にうまくいきます。
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