2020/12/12
「You メッセージ」と「I メッセージ」
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@大分県大分市
メッセージには「You メッセージ」と「I メッセージ」の2種類があるのを知っていますか?
簡単にいうと「You メッセージ」は「あなた」を主語にしたメッセージで、「I メッセージ」は「私」を主語にしたメッセージです。
例えば、
「あなたは歌がうまいね」というのは「You メッセージ」で、「あなたの歌を聞くとハッピーな気持ちになるよ」というのが「I メッセージ」になります。
この例だと、どちらも褒めている内容なので、嫌な気持ちはしないかもしれませんね。
「あなたは○○だ」と言われる「You メッセージ」では一方的に決めつけられるので、それなりに抵抗を感じる人も少なくありません。
一方の「I メッセージ」は「私は○○だと思ったよ」という感想を言っているだけなので、自分の存在感を認められた気持ちになって自己肯定感も高まりやすくなります。
子どもを叱るときにも「あなたはとんでもないことをしたんだよ」と一方的に否定されるのと、
「あなたがこんなことをしたからお母さんはとても悲しかったんだよ」と言われるのでは、
それを受け止める子どもにはどちらの方が心に響きやすいでしょうか?
「I メッセージ」を使って叱ると「私はあなたのことを大切に思っているんだ」という隠れたメッセージも伝えることになります。
逆に「You メッセージ」を使って叱ると、一方的に裁かれたように感じてしまい時には反発を招いてしまうこともあります。
自分は、普段、子どもたちに話をするときに「You メッセージ」と「I メッセージ」のどちらの方を多く使っているのかを確認してみましょう。
同じ内容のことを伝えたとしても、『You メッセージ」と「I メッセージ」を使い分けるだけでも子どもたちへの伝わり方は格段に変わってきます。
自分の伝え方を少し変えるだけでも子どもの反応や子どもの行動が変わってきます。
子供を変えたいなと思った時は、まずは自分自身の働きかけを再確認してみることがポイントになります。
子どもが自分自身で変わりたいと思うような「I メッセージ」を伝えられるようにしたいものです。
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