2020/12/11
師走(しわす)
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@福岡県春日市
春日アリーナに行くと、入り口には手洗い用の消毒と一緒に面白い看板があリました。
そこには師走(しわす)という言葉が書かれていたのですが、なかなか洒落ているなと思いました。
し・・・しょうどくを
わ・・・わすれずに
す・・・する!
コロナ感染者数が過去最高を記録している中で。マスクの着用、3密の回避、手洗い、消毒といった基本的な他施策は徹底しなければいけませんね。
毎年12月は忘年会で1年間を振り返って楽しい飲み会に参加していたのですが、そうした楽しみももう少しだけ我慢しなければいけないようです。
さて、師走とは旧暦での12月の呼び名です。
師走という字からも、「師(先生)が走るほど忙しい時期」という解釈をされていますが、師走の由来はさまざまな説があるようです。
まずは、師走の師とはお坊さんのことで、お坊さんが先祖供養のために忙しく走り回って、東西南北と馳せ参じるという様子から、「師馳せ月(しはせづき)」だと言われています。
他にも、12月は1年間の最後を締めくくりで、今年のうちにやるべきことを全部やり遂げようということで「為果つ(しはつ)」が元になっているという説もあります。
たしかに新年に目標として決意したことがどれだけできたのかとか、この1年間でどれだけ成長できたのかなど自分自身をしっかり振り返る時間をとるにももってこいの月です。
この振り返りをもとに新年の目標を設定していきたいものです。
さて、話を師走に戻します。
万葉集や日本書紀にも「十二月(しはす)」「十有二月(しはす)」という記述があって、「しわす」と読んでいたものが「師走」になったという説もあるようです。
また、平安時代の色葉字類抄に書かれている「師馳す」が「師走」になったという説が由来としては有力なようです。
今年も残すところあと20日。
とても忙しい時期だと思いますが、自分の1年間の足跡を振り返りつつ、明るい未来に向かって力強く一歩を踏み出していきましょう。
し・・・しっかりと
わ・・・わが道を
す・・・すすんでいこう!
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