2020/11/08
奏(かなで)
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@大分県宇佐市
何気なくテレビをみていたら、歌番組でJUJUさんがスキマスイッチの名曲「奏(かなで)」をカバーして歌っていました。
スキマスイッチの代表曲である「奏(かなで)」って何度聞いてもいい曲だなって思います。
そしてたくさんの人がカバーしています。
スキマスイッチ自身もセルフカバーしているバージョンもあります。
なかなかこのバージョンもジーンとくるのですが、JUJUさんのカバーした歌もとても切ない気持ちなるくらいに素晴らしい歌でした。
なんで、この曲がそんなに心に響いてくるのかなとよくよく考えてみたら、しっかりと情景が頭に浮かんでくるんですよね。
「 改札の前繋ぐ手と手
いつものざわめき、新しい風
明るく見送るはずだったのに
うまく笑えずに君を見ていた 」
というシーンがしっかりと頭の中に映像としてイメージされていきます。
これは人に何かを伝える時にも絶対に必要な要素だなと改めて思いました。
人の頭の中にビジュアルとして描かせることによって、その人の心に届いていくようになるんですよね。
難しい専門用語を使って説明するだけでは、聞き手の頭の中はもしかしたらチンプンカンプンかもしれません。
一方的な言葉だけで伝えてしまうと、きっと相手の心の中に響いていかないのだなと、日頃の自分の伝え方を反省させられてしまいました。
歌でも、小説でも、絵画でも、人の心を動かすような名作には、相手の頭の中にしっかりとイメージを持たせ、その人が共感できる何かがあるんですよね。
人に自分の考えや思いを伝えなければいけない場面がこれからも増えてくると思いますが、自分が一方的に話すのではなく、相手の頭の中にどんな絵を描かせると考えてもらえるようになるのかなどを、しっかりと身につけなければいけないなと思いました。
奏(かなで)の最後はこんな歌詞で終わります。
「 抑えきれない思いをこの声に乗せて
遠く君の街へ届けよう
例えばそれがこんな歌だったら
僕らはどこにいたとしてもつながっていける 」
やっぱり、とてもいい曲ですね。
切ない気持ちがビンビンに伝わってきます。
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