2021/02/28
バックステップがうまくできると
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@大分県宇佐市
サッカーでは自分の周りの状況を観察して、状況に応じて最適なプレイを選択することが求められます。
子どもたちのサッカーのゲームを見ていると、うまくバックステップを使えている選手が少ないなと思ことがあります。
バックステップがうまくできるだけで、相手を見ながら相手から離れることや、密集した場所から一旦離れて空いている場所がどこなのかを認識することができるようになります。
上手い選手はバックステップを使いながら、タイミングよく動き直してマークを外したりすることができるし、守備の時もボールと相手を同時に観ながら対応することができます。
子どもたちにもバックステップの意識を少し高めたらいいのになとゲームを観ていて思ことも多いです。
バックステップは意識をしないとうまく使うことができません。
人間は前や横の動きには強いのですが、バックする動きはやや苦手なのです。
普通に前に歩くときは、進む方に顔を向けて一方の踵がついてから、逆の足の指の腹で地面を蹴ります。
後ろ向きに歩くときには、その逆の動きになり、進む方に背中を向けて、足の腹が地面に着くところから踵がつくという順番になります。
バックステップが苦手な子はすぐにバランスを崩してしまいます。
なので。バックステップしても軸をぶらさないようにするスキルが必要になります。
うまくバックステップを踏みながらプレイできると、相手との間合いやタイミングを計りながら、落ち着いてプレイできるようになります。
ボールコントロールの基本にボールに寄るというものがありますが、上手い選手はボールに寄った後に、バックステップを踏みながら反対側にある広いスペースに展開することもできます。
バックステップがうまくできるようになると、重心移動もスムーズに行えるようになるので、少し意識して身につけておきたいですね。