2021/02/18
じゃんけん
From 吉永信昭(よしながのぶあき)
@福岡県久留米市
「僕にやらせて」「私もやりたい」などと、どちらもお互いに譲らないときに「じゃあ、じゃんけんで決めようか」と言うこともよくあります。
じゃんけんは小さい子どもから大人まで、何かを決めるときにじゃんけんをして決めることは誰でも経験していると思います。
じゃんけんは、「グー、チョキ、パー」の手がありますが、拳を握る「グー」と拳を開く「パー」は、自然に出しやすい手の形をしています。
それに対して、「チョキ」は人差し指と中指だけを出すので、少し不自然な手の形なので、一番出しにくい手です。
子どもたちも成長して知能が発達するにつれて徐々に「チョキ」の形が作れるようになります。
ある大学の教授の話によると、子どもにとって「チョキ」の形は難しく、子どもの90%が「チョキ」の手の形を作れるようになる年齢は3歳だと言っています。
「グー」と「パー」を連続して出してしまう人は、実は「あまりよく考えてなくて、その勝負にあまり興味がない状態なのかもしれません。
ジャンケンでその人がよく出す手から、心理や性格が読み取れるそうです。
「グー」を多めに出す人は、素直で協調性があるタイプで熱血な性格らしいです。
次に「チョキ」を多めに出す人は、神経質で頭が良く、戦略家タイプだということです。
最後に「パー」を多めに出す人は、陽気で楽天家で直感的に行動する傾向があるらしいです。
ジャンケンはルールが単純なだけに、性格や心の動きも出てしまらしいです。
じゃんけんをする時に、「最初はグー」ではじめる時には、「チョキ」を出せば負ける確率が低くなるそうです。
なぜかというと、最初に「グー」を出しているので、そのまま拳を握った状態の「グー」を出し続けるのは、心理面でも肉体面でも少し不自然な状態になるらしいのです。
だから相手は「グー」ではなく、「チョキ」か「パー」を出す可能性が高くなるので、こちらが「チョキ」を出せば負けないというわけです。
そして「チョキ」であいこになった場合は、「チョキ」を出します。
これは人は「チョキ」の手の形から「グー」の手の形を出しづらい傾向にあるからです。
「チョキ」の次は、「チョキ」か「パー」を出す可能性が高くなるので、こちらが「チョキ」を出せば負けないということになります。
あまり判断する時間を与えずに咄嗟に出させた方が、無意識で手を出してくるので、少し掛け声のテンポを早くして咄嗟に手を出させるという作戦を使うのもいいかもしれません。
じゃんけんなので絶対に勝てるという保証はありませんが、少し試してみるのも面白いかもしれませんね。